2012年1月
雑記 2012/01/26
2012年になってからもうすぐ1ヶ月が経とうとしております。
寒さと乾燥のせいか弊社では風邪が流行っておりましたが、やっと本調子に戻りつつある者も出てきました。
私は、かれこれ2週間ほど長引かせており、基本的な体力が年齢とともに弱っているのかなと悩んでいる次第です。
さて、今回は私の学生時代の先輩の言葉を紹介してみようかと思います。
私は、男子だけの学生寮におりましたので、他の一般学生よりは上下関係が厳しい組織にいたと思います。
先輩が自分たち(後輩)に対して、一見不条理なことを言っていると感じたこともしばしばありました。
そんな中で、当時リーダーだった2つ上の先輩が総会で次のような言葉を言ったんですね。
「無理なことと思ってもしてみてほしい。ただし、無茶なことはしなくていい。」
無理と無茶というのもイメージはできるものの、言葉単体での正確な定義は微妙なところがあります。
ネット辞書(goo)によると、以下のようになっています。
無理:①物事の筋道が立たず道理に合わないこと。また、そのさま。
②実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。また、そのさま。
③しいて行うこと。押し切ってすること。また、そのさま。
無茶:①筋道が立たず、道理に合わないこと。また、そのさま。
②程度がはなはだしいこと。また、そのさま。
③知識がないこと。また、そのさま。
以上のように、無理の①と無茶の①は完全に重複しております。
今回は、先輩は無理を①、無茶は②として考えてみたいと思います。
つまり、
「(先輩からの命令が)物事の筋道が立たず道理に合わないと思っていても実行してみて、
あまりにも筋道が立たず道理に合わないと思った場合はする必要はない。」
と置き換えることが出来ます。
無理なことが究極的になると、無茶になるという仮定です。
何でこの言葉を紹介したのかというと、業務中に上司の指示を受けたときに、
無意味であるとか効率が非常に悪いと感じることがあります。
ただし、その指示は、時間が経過し役立つこともあるし、そのことを疎かにしたことによって問題が発生してから、
指示内容の必要性の理解が出来ることが多々あります。
「木を見ずに森を見よ」という言葉がありますが、経験や知識がある方が森を見やすいし、
少なくとも一般的には部下よりも上司のほうがそうある可能性が高いでしょう。
実際に森を見てるつもりでも、木しか見てなかったことに気づくと(特に指示を疎かにしていた場合は)
非常に悔しく情けない気持ちになってしまいます。
人は、プライドも感情も持っていて当然だし、それがあまりにも欠如していても問題だとは思いますが、
自分と他人の可視範囲は比較検討しながら、それぞれの意見を自分の中で整理しなければならないかもしれません。
本当に自分が専門的知識を持っていることに対する変更指示や、周りに迷惑をかけることなどは、最初に言っていた無茶に該当するでしょう。
ですが、先輩の言葉をふと思い出し、多少納得していなくても、もう少し無理なこともしてみようかと思った次第であります。
なお、その先輩と先日会いましたが、学生時代よりも30kg程太っていて、無理なことしすぎるのもやはりよくないなと思いました笑
(文責:capm)